新緑の鎌倉ハイキング~起点と終点はJR北鎌倉駅がベスト~
5月下旬の屋久島トレッキングに向けて、友人2人を誘って、鎌倉へトレーニングを兼ねた日帰りハイキングに出掛けました。晴天に恵まれ心地いい風が吹く日曜日の4月14日は、絶好のハイキング日和になりました。東京都内や神奈川県内に仲間が住んでいたとしても、日帰りハイキングの目的地選びはなかなか難しいものです。週末「ホリデー快速おくたま」が運行されるので、ソロなら迷わず奥多摩エリアへ向かいます。ところが、グルー...
View Article2024年四月大歌舞伎・夜の部|にざたま夢の競演による『於染久松色読販』&『神田祭』
2024年「四月大歌舞伎」夜の部は、にざたま夢の競演による『於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)』&『神田祭』でした。市川宗家と並んで抜群の集客力を誇るのは、十五代片岡仁左衛門(松嶋屋)と坂東玉三郎(大和屋)のふたりではないでしょうか。今回は、玉三郎を是非見たいという同級生のために一等席を手配して、「にざたま」コンビのお芝居と舞踊に同伴しました。先ずは、松竹が公開した特別ビジュア...
View Article「三鷹市吉村昭書斎」を訪ねて|ミクロコスモスとしての書斎
吉祥寺通りと玉川上水が交差するところに萬助橋という名の小さな橋が架かっています。鴛鴦夫婦として知られる吉村昭・津村節子夫妻の自宅は、その萬助橋から東へ徒歩数分、井の頭恩賜公園の西エリアに隣接する閑静な住宅街の一角にありました。井の頭恩賜公園の自然が身近に感じられる立地に惚れ込んで購入を決めたそうです。吉村昭(1927-2006)の書斎は、母屋から独立した「離れ」として建設されたものです。生前、夫婦で...
View Article新プロジェクトX始動〜三陸鉄道復旧秘話に涙〜
東日本大震災から3年後の2015年4月、三陸沿岸を走る三陸鉄道(三鉄)の全面運行再開をメディアが大々的に報じました。大漁旗や三鉄のロゴをあしらった旗を振って歓迎する沿線住民の姿がとても印象的で記憶に残っています。18年ぶりに復活したNHKの新プロジェクトX第3回《約束の春...
View Articleイル・ヴォ―ロ ジャパンツアー2024年@東京国際フォーラム
目一杯スケジュールを詰め込んだ2024年GWは、イル・ヴォ―ロの来日公演(4回目の来日)でスタートしました。会場は東京国際フォーラムAホール。2階席から見渡した限りほぼ満席、5012席もある巨大ホールを観客で埋め尽くす人気ぶりには、たじろぐばかりです。フィギュアスケートの羽生結弦選手がイル・ヴォーロの楽曲「ノッテ・ステラータ(星降る夜)」(サン=サーンス《動物の謝肉祭》「白鳥」)を使用したことで、日...
View Article本の再販制度は本当に必要なのか?
「京王パスポートカード会員様限定特別ご優待券」と呼ばれるハガキを受け取るようになって、もう数年が経ちます。毎年12月に送られて来るこのハガキが、今年は3月下旬にも届きました。優待の具体的な内容は、啓文堂書店で1会計1500円(税込)以上の買い上げをするたびに、割引率が3%から5%、8%とアップし、4回目以降は10%の割引適用されるというものです。割引の対象期間は4/1~5/8まで。購入上限金額が設定...
View Articleいつのまにか姿を消した鯉のぼり
2024年GWの前半は栃木県鹿沼市、後半は新潟県三条市へオートキャンプに出掛けました。延べ1000km以上、クルマで走ったことになります。両市はスノーピークのキャンプフィールドのある場所ですから、高速道路を下りてしまえば、長閑な田園風景が広がります。折しも5月5日は端午の節句。道々、視線の先に鯉のぼりを探すのですが、鯉のぼりを揚げている民家はわずか一軒(写真・下)でした。マンション住人の多い大都会・...
View Article西武鉄道・新型特急「Laview(ラビュー)」で行く秩父の名峰・武甲山
毎年2月初旬、寒中に甘い香りを漂わせる小さくて可憐な蠟梅の花を愛でに宝登山(497m)を訪れます。天気さえ良ければ、写真(下)のように、山頂から秩父盆地を挟んで秩父山系武甲山(1304m)を一望できます。「河成段丘」と呼ばれる秩父の階段状の街並みは、大地の隆起を伴う荒川の流れによって長い時間をかけて形成されたものです。...
View Article令和のパスポート申請手続き
コロナ禍1年目の2020年6月23日にパスポートが失効したままになっていたので、新しい旅券申請に新宿パスポートセンターに出向きました。都内にはパスポートセンターが4ヶ所(新宿・有楽町・池袋・立川)あります。以前は、職場に近い有楽町パスポートセンターで旅券申請をしていたので、新宿パスポートセンターを訪れるのは今回が初めてです。今年8月下旬にエジプトへ旅行に出掛けるので、そろそろ申請のタイミングなのです...
View Article屋久島3泊4日の旅(前篇)|空路事情&<ヤクスギランド>つつじ河原・80分コース
先週末、長年訪れたいと思いながらその機会のなかった屋久島に上陸を果たしました。めざすは、推定樹齢2000年以上とされる縄文杉と九州最高峰・宮之浦岳です。東京の自宅から屋久島町まで直線距離にして約1020km。屋久島空港への直行便は、大阪伊丹空港、福岡空港、鹿児島空港からの3ルートのみです。残念ながら、羽田空港からの直行便はありません。従って、首都圏から向かうのであれば、鹿児島空港で日本エアコミュータ...
View Article屋久島3泊4日の旅(中篇)|雨天の縄文杉トレッキングとオーバーツーリズム
天気予報どおり、2日目は生憎の雨。午前3時過ぎに起床し、<雨でこそ輝く屋久島の森>と自分に言い聞かせながら出発の準備を急ぐわけですが、テンションはどうしたって上がりません。縄文杉トレッキングは往復22kmの長丁場、半ば覚悟していた気象条件とはいえ、どんよりと垂れ籠めた雲が恨めしくてなりません。4時過ぎにフロントでおにぎり2セット(朝・昼用)を受け取ると、ヘッドランプを頼りに同行者ふたりと共に駐車場の...
View Article佐渡裕指揮・新日本フィル X 角野隼斗|天は二物も三物も与え給う
一昨日、大和証券G主催の特別演奏会に招かれてサントリーホールを訪れました。クラシック好きを担当者にアピールしてあることもあって、有り難いことに、冠コンサートを数多く主催する大和証券さんからよくコンサートの招待券を頂戴します。開演前のサントリーホールオーケストラが登場する前に、指揮者・佐渡裕さんがマイクを持って登壇しました。プログラムを簡単に紹介しながら、観客のお目当てがピアニスト・角野隼斗さんにある...
View Article「ジクアス点眼液3%」供給ストップ
毎日、長時間PCやタブレット端末と向き合うので目薬が手放せません。以前は市販の目薬を使っていたのですが、ある時から眼科医に処方してもらうようにしました。薬剤師さんから「市販の目薬には、長期間保存できるように菌の繁殖を防ぐための防腐剤が入っているので、炎症を招いたり目の乾きを悪化させる虞がある」とアドバイスを受けたからです。最近、いつものように、ドライアイ症状を改善させるための点眼薬2種の処方を担当医...
View Article久しぶりのテレビGI観戦|1番人気ロマンチックウォリア―が安田記念を制す
前週の日本ダービーは、ベテラン横山典弘が騎乗した9番人気のダノンデサイルが優勝。日本ダービー3勝目を飾った56歳の横山騎手は、武豊が持っていた同レースと中央競馬GIの最年長勝利記録を更新する偉業を達成しました。本命ジャスティンミランを軸に買った馬券は悉く外れ、好調だった今年のGI前半戦の貯金が底を尽きかけようとしています。新緑の5月週末は外出することが多かったので、春の最強マイラー決定戦「安田記念」...
View Article屋久島3泊4日の旅(後篇その1)|10年ぶりのヤクシマシャクナゲ当たり年に宮之浦岳登頂
連日の3時過ぎ起床。ぐっすり眠っている同室のふたりが起きないよう静かに布団を抜け出して、素早く身支度を整えました。屋久島遠征のハイライトは、この日(3日目)の九州最高峰・宮之浦岳アタックです。ホテルフロントで2食分のお弁当を受け取って、駐車場で装備点検したところ、てっきりトランクに置きっ放しにしていたと思い込んでいたトレクキングポールが見当たりません。5階の客室まで戻ると、ポールは框の隅に立てかけて...
View Article屋久島3泊4日の旅(後篇その2)|10年ぶりの<ヤクシマシャクナゲ>当たり年に宮之浦岳登頂
「淀川登山口」で軽く屈伸運動をして登山開始、30分ほど歩いたらログハウスのような「淀川小屋」に着きました。前日の縄文杉トレッキングで十分過ぎるほど雨に降られたご褒美でしょうか、屋久島3日目は望外の晴天に恵まれました。梢から差し込む早朝の日差しを浴びて気分は上々、山の神様のお計らいに感謝の言葉がありません。淀川小屋で朝食のおにぎり弁当を平らげていると、前日、縄文杉トレッキングで見かけた2組のツアーがや...
View Article明月院の異名は「うさぎ寺」?
近所の玉川上水縁に紫陽花が咲き始めました。久しぶりに「あじさい寺」で知られる明月院を訪れたいと思い、先週末の土曜日、湘南新宿ラインで北鎌倉に向かいました。接続がいい時間帯だと中央線から新宿乗換えで1時間ちょっとで現地到着です。9時半過ぎに北鎌倉駅で下車すると、大勢の観光客が円覚寺前で屯していましたが、幸い、明月院に向かう人は少な目でした。細かい寺歴は割愛しますが、明月院の創建は1160年、足利三代将...
View Article2024年六月大歌舞伎の祝幕~襲名披露興行の愉しみ~
2024(令和6)年六月大歌舞伎が1日初日を迎え、連日、歌舞伎座で萬屋ファミリーの新しい門出を祝う華やかな舞台が繰り広げられています。©松竹それは、5代目中村時蔵が初代萬壽を、4代目中村梅枝が父の跡を継いで6代目中村時蔵を襲名、その息子・小川大晴(ひろはる)君が5代目中村梅枝として初舞台を踏む三代同時襲名という一大慶事です。加えて、萬屋一門・中村獅童の愛息ふたりが初代中村陽喜、初代中村夏幹として初舞...
View Article「文枝と小朝の二人会」を聴く
傘寿を迎えた文枝師匠をお祝いする落語会が各地で開催されています。昨夜、銀座ブロッサム中央会館で開催された「文枝と小朝の二人会」に足を運びました。東西落語会の重鎮ふたりが高座を務めるとあって、会場は満席でした。6月は、銀座を皮切りにあと4ヶ所で同様の落語会が開催されます。落語の場合、歌舞伎やクラシックのコンサートと違って、当日まで演目(ネタ)が分からない場合が多々あります。何が聴けるか分からないのも落...
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